容器の中に入っているLPガスが液体だということをみなさんは知っていましたか?
LPガスは石油ガスを液化したもので、正確には液化石油ガスといいます。
そしてこの Liquefied Petroleum Gasの頭文字を取ってLPガスというのです。
LPガスは現在、私たちのかけがえのない地球が直面している地球温暖化や酸性雨そしてオゾン層の破壊といった環境問題にも対応して、一般家庭や産業用、自動車燃料といった我々の生活を支えるクリーンなエネルギーとして期待されています。LPガスは地球温暖化の原因とされる(二酸化炭素)の排出量が他の化石燃料に比べて少なく、酸性雨に対しても窒素分を全く含まず、硫黄分もほとんど含んでいませんので、SOx(硫黄酸化物)・NOx(窒素酸化物)対策として、有効なエネルギーといえます。また、オゾン層の破壊につながる特定フロンに代わる物質として、ほとんどの分野でエアゾール用としてLPガスが使用されています。
■LPガスの種類
LPガスにはいろいろな種類がありますが家庭で使われるLPガスのほとんどがプロパンと呼ばれる成分です。
他にプラスチックのライターの中に入っている液体はブタンと呼ばれる成分でLPガスの一種なのです
■LPガスの性質
LPガスは簡単に液体になる性質があります。液体になると体積は250分の1になります。
外国から運んできたり、製油所からタンクローリーで運んだりする時は液体にして効率よく運びます。
■LPガスの臭い
LPガスはもともと臭いがありません。 ガスが漏れたときにすぐに気づくように、くさったタマネギのようないやな臭いをつけています。
|